礼金を値切ることは可能?

礼金を値切って初期費用を抑えたいと考えるのはもっともなことです。賃貸物件を借りるときには初期費用が高くなりがちで、入居の時点で必要な資金を工面するのが大変になるケースがよくあります。礼金は交渉すれば値切れる可能性がある初期費用の一つです。ここでは礼金交渉をするときのポイントを紹介します。

礼金を値切ることができるかもしれない賃貸物件は?

礼金を値切れるかどうかは物件によって違います。物件によっては交渉してもまったく応じてくれないこともあるので注意が必要です。ここでは礼金交渉が成功しやすい物件の特徴をまとめました。礼金を値切るときには以下の条件を満たすかを確認しましょう。

個人オーナーの物件

個人オーナーの物件は礼金交渉をしやすい傾向があります。大手会社が運営している場合には例外を設けることなく、一律で礼金を定める方針を定めているのが一般的です。しかし、個人オーナーの場合には裁量で判断してくれるため、すぐに入居して欲しいというときには交渉に応じてくれる可能性があります。大手でも絶対に交渉できないというわけではありませんが、個人オーナーの物件の方が可能性が高いのは確かです。

不動産会社が専任媒介を受けている物件

不動産会社が専任媒介をしている物件は礼金を値切りやすいのが一般的です。専任媒介の場合には不動産会社とオーナーのつながりが強いことが多いからです。オーナーの事情も考慮して、交渉可能かどうかをすぐにその場で判断してくれるでしょう。そして、交渉の余地があるなら適切に対応してくれます。入居後にトラブルも起こりにくいので、専任媒介物権を選ぶのが安全策です。

空室が目立つ物件

空室が多いマンションやアパート、オフィスビルなどは礼金を値切れる可能性が高いのでおすすめです。空室があるとオーナーは損失になっているため、入居してくれるなら礼金はなくても良いと考えてくれる傾向があります。空室状況は公開されている物件情報で確認することもできますが、不動産会社に他の部屋があるかを聞いてみるだけでもわかります。

築年数が古い物件

築年数が古い物件は人気がなく、空室の期間が長くなっていることがよくあります。即入居してくれるのであれば礼金をゼロにしてくれるというケースもあるので交渉してみた方が良いでしょう。目安としては築10年を超えていたら交渉の余地があります。築30年くらいになると入居者が減って経営に苦労していることが多いので、礼金を値切れるチャンスが大きくなります。

公共交通手段のアクセスが悪い物件

電車やバスなどの公共交通機関のアクセスが悪い物件も交渉可能です。駅もバス停も近くにない場合には車がないと生活も通勤や通学も大変です。そのため、入居者獲得に四苦八苦していることがよくあります。公共交通期間を使いづらいのに家賃が高めになっている場合には特に礼金を値切りやすいので、周辺物件の家賃相場も見て交渉しやすい物権かどうかを見極めましょう。

日照や通気に問題がある物件

日当たりが悪い、部屋に風を通しにくいといった問題がある物件は礼金交渉をしやすいでしょう。問題点を理交渉の理由にできるからです。低階層の物件で周囲が建物に囲まれている場合には日照や通気が悪くなります。住み心地が良いかどうかはよく考えてから選ぶ必要がありますが、礼金は値切りやすいのは確かです。

環境を悪くするリスクがある物件

周辺環境にネガティブな要因がある物件はリスクが高いので入居者を獲得しにくい傾向があります。交渉の根拠も明確にしやすいため、礼金を値切れるチャンスがある物件です。例えば、隣に工場があると作業による騒音や振動、異臭などが問題になるリスクがあります。1階が飲食店の物件ではゴキブリの発生や臭いの問題が起こることがあります。目の前が荒地の場合には蚊やハエ、クモなどが大量発生することがあるでしょう。歓楽街の近くで治安に不安がある物件もあります。このような環境を悪くするリスクがある物件が空室の場合には礼金交渉が成功しやすいでしょう。

礼金の交渉するタイミングは?

礼金の交渉をするタイミングはいつが良いのでしょうか。話を切り出すタイミングが悪いと交渉がうまくいかなくなるリスクがあります。値切るタイミングを逃してしまわないためにも、ベストタイミングの選び方をここで確認しておきましょう。

契約を決める直前がベスト

礼金交渉は契約を決める直前に切り出すのがベストです。この物件にしたいと不動産会社に伝えて、申込書や見積書を用意してもらいましょう。このタイミングで礼金について値下げして欲しいことを切り出すと、不動産会社としては礼金交渉が成功したら契約する可能性が高いと考えます。そのため、積極的にオーナーに交渉してくれることが多く、オーナーも契約できるなら仕方ないという気持ちで折れてくれる確率が高くなります。

オフシーズンの契約を狙うとベター

礼金を値切るときにはオフシーズンに契約するのがベターです。オフシーズンと言われる4月~7月、10月~12月には、繁忙期に入居者を獲得できなかった物件が流通しています。オーナーとしては入居者を早く入れたいという気持ちがあります。そして、不動産会社としてはオーナーに交渉する余力がある時期なので、礼金交渉が成立しやすい時期です。入居したいタイミングによってはオフシーズンを狙うのは難しい場合もありますが、転居のタイミングがいつでも良いのなら時期を選ぶのがおすすめです。

礼金交渉の切り出し方とは

礼金交渉はどのようにして切り出すと良いのでしょうか。値切り交渉は切り出し方によって結果が大きく左右されます。以下のポイントを押さえて交渉の成功率を上げましょう。

礼金の条件を明確にして条件を満たしたら契約すると断言する

礼金がいくらなら入居するのかをまずは明確にしましょう。0円でなければならないのか、半額であれば納得できるのかといった観点で条件を提示するのが大切です。「2か月の礼金を1か月に減らして欲しい」と伝えて交渉に成功した後、「やはり礼金が無料でないと入居できない」と言うのは厳禁です。最初から入居する条件として明示し、条件交渉が成功したら契約すると断言しましょう。

客観的な理由を付けて交渉する

客観的に納得できる理由を付けるのは交渉のときには欠かせません。安い方が良いからといった理由ではなく、不動産会社がオーナーと交渉するときの根拠になる理由を添えるのが大切です。必ず契約して入居すると伝えるだけでも十分です。申し込もうと思ったけれど初期費用を払う予算が不足しているのに気づいたという資金面の理由を付けることもできます。積極的に交渉するなら5年以上契約するなどといった交換条件を出すのも効果的です。何も理由がないと不動産会社はオーナーに交渉するのが難しいので、断られてしまうリスクが高くなります。

交渉内容の根拠が残るメールで連絡する

礼金交渉をするときには不動産会社にメールで連絡しましょう。対面や電話で切り出すよりも気軽で、交渉をした根拠も残るからです。口頭で交渉して礼金を値切ることができたはずなのに、入居後にオーナーから直接請求されたというトラブルもないわけではありません。メールを残しておけばこのようなときでも不動産会社に対応してもらえるので安心です。不動産会社ではメールによる対応も受け付けるのが一般的になっているので、交渉のときにはメールを活用しましょう。

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